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ICTワールドニュース

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2012.08.02

  • 韓国

【韓国】KTの電算網ハッキングで携帯加入者870万件の個人情報流出

 携帯電話サービス第二位のKTの加入者の半数にあたる870万件分の個人情報がハッキング被害で5か月間流出していたことが7月29日に明らかになった。国内携帯電話業界最大規模の個人情報流出事故に衝撃は大きい。流出した個人情報は、氏名、住民登録番号、携帯番号、端末モデル名、料金プラン、利用金額、端末変更日等10種類にわたる。ハッキング首謀者は、KTの顧客情報を秘密裏に照会できるハッキングプログラムを作り、KTの代理店が照会したように見せかけて個人情報を収集したため、KT本社では長い間気付くことができなかった。流出情報は、約定(長期加入割引)期間の終了間近の顧客を対象とした携帯電話販売(テレマーケティング)業者に流され、ハッカー首謀者は最低でも10億ウォンの利益を得ていた。

 警察庁は7月29日にハッキング集団を拘束したが、個人情報は今年2月から最近まで5か月間流出していた。KTの個人情報管理と事件発生後の対処の不備が指摘されている。警察と放送通信委員会は、情報通信網法上KTの技術的・管理的保護措置義務の遵守状況についても捜査する予定で、SKテレコムとLG U+にも顧客情報照会システムのセキュリティ強化を求めた。今後、KT加入者の集団訴訟が起こることも懸念されている。