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ICTワールドニュース

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2011.12.22

  • 国際

【国際】GSMA、2015年にはLTE網の数が現在の5倍以上に増加と予測する一方でLTEに割り当てられる周波数帯の国際的調整の必要性を強調

 世界の移動通信網事業者の団体GSMAの情報サービスWireless Intelligenceは、「世界のLTE網に関する予測と仮定」と題する報告書を発表。これによると、LTE網の数は現在40(24カ国)であるが、2015年には200以上(70カ国以上)に増加する見込みである。しかし、その一方で、周波数帯計画の国際的調整が行われない限り、機器の相互運用性問題により世界のLTEサービス導入が阻害される恐れがあると報告書は指摘している。

 報告書は、2015年には38の異なる周波数帯がLTEの展開で使用されると予測している。これは周波数帯オークションや免許更新、広範にわたる周波数帯の再割当て政策により加速する細分化(fragmentation)のシナリオを示すものとされている。現在、LTE接続は700MHz帯で実施されることが最も多く(67%)、2番目に多い2100MHz帯(11%)を大きく引き離している。しかし2015年には700-900MHz帯が16%、2100-2600MHz帯が13%、2600MHz帯が11%、2500MHz帯が10%、700-900MHz帯が6%で、また、その他にも多くの周波数帯がLTE用に割り当てられると予測されている。