2012.09.12
【米国】民主党、党要綱でインターネットの自由を支持
民主党は、9月4日に公式に党要綱を発表した。同要綱では、「インターネットの自由」を支持する項目も盛り込まれた。同項目では、表現、結社、オンライン上での集会の自由を支持し、インターネットの安全性と信頼性、米国の知的財産の保護、情報の自由な流通、プライバシー保護の向上に向けた協力体制を構築するとしている。
また、インターネットを、21世紀の商業、議論、学習、イノベーションのプラットフォームとするべく、国際的なインターネットの政策形成上の原則に関する交渉に成功してきたことから、現在のインターネット・ガバナンスにおけるマルチステークホルダー・アプローチを支持、国際機関による管理拡大に反対するとしている。
なお、「インターネットの自由」とは別に、「技術革新での世界を先導する」項目で、移動通信への新たな周波数割当や公共安全ブロードバンド網構築についても支持するとしている。また、同項目では、米国における知的財産権を守り、水際での偽造品・海賊版対策を継続していくとしている。