2011.08.12
【英国】Ofcom、2011年通信市場レポートを発表、スマートフォンの利用が拡大
Ofcomは、8月4日、「2011年通信市場レポート(Communication Market Report2011)」を発表した。これは2003年通信法356条に基づき作成されたもの。今年の報告書で最も大きな動きとして挙げられるのはスマートフォンの普及で、消費者は生活の端々で切れ目なくスマートフォンを使い、通信サービスの利用を急速に変化させており、これをスマートフォン革命と形容している。
同報告書は主な構成は、1)TV・視聴覚、2)ラジオ・オーディオ、3)インターネット・ウェブベースコンテンツ、4)電気通信(携帯・固定)・ネットワークで、それぞれの分野の通信サービスの普及や利用に関する統計値をまとめている。
《スマートフォンの利用動向》
*スマートフォンに傾注する携帯利用者が増加。成人の27%、ティーンの47%がスマートフォンを所有。
*スマートフォン利用者の59%は過去12か月以内に利用開始。
*スマートフォン利用者は通常の端末利用者と比較して通話とテキスト量が大幅に多い。
*スマートフォンの登場で、ティーンの23%がTV視聴は減ったと回答。15%は読書量が減少したと回答。
*職場と仕事における携帯端末のあり方もスマートフォンの普及で変化。スマートフォン利用者の70%が休日でも仕事関連のメール・通話に対応。