2012.10.02
【米国】FCC、2014年内にインセンティブ・オークション完了へ
ジュリアス・ジェナカウスキーFCC委員長は、9月7日、周波数インセンティブ・オークションの規則案を回覧。2013年中頃には規定案を採択し、2014年末までにオークションを完了させたいとしている。FCCはこの目標を実現するため、何回かに分けて規則案を出す代わりに、最初の提案でオークションの全体的な枠組みを定めるとともに詳細についてもできるだけ提示し、今後募集するコメントを参考にしつつ内容を調整する方針。9月のオープンミーティングで採決される予定の規則制定提案公告(NPRM)では、オークションの全体像、周波数回収のリバース・オークション、周波数を再割当てするフォーワード・オークションの詳細案が含まれているという。リバース・オークションでは、周波数返還を検討する地上波放送事業者に対して、1) 保有する全ての周波数を返還する、2) 一部を返還し、残りを他社と共用する、3) UHFからVHFに移動するという3つの選択肢が提示される見込み。