2012.09.04
【米国】FCC、コモンキャリアの外資所有率規制を改正
FCCは、8月17日、コモンキャリアの外資所有率規制を改正することを発表した。1934年通信法では、電気通信事業者の外資所有率は20%に制限されているが、今回の第1次報告及び命令では、外資が経営に関与しない米国組織(U.S.-organized entities)を通じてコモンキャリアを所有している場合、一律にこの制限を適用せず、各々の事例に従って通信法に基づく公益性の審査を実施し、外資所有が公益に一致していると判断される場合には外資所有率規制を適用しないとしている。FCCはこの改正により、国家安全保障や司法当局の利益を守り、米国貿易方針に合致しながら、コモンキャリアがより柔軟に外資を受け入れることができるようになるとしている。