2012.02.03
【中国】TD-LTE-Advanced、IMT-Advancedの国際標準に
ジュネーブ時間1月18日17時、2012年無線通信総会にて、LTE-Advanced及びWireless MAN-Advanced(802.16m)技術が、正式にIMT-Advanced(通称4G)国際標準とされた。中国が主導するTD-LTE-Advancedは、IMT-Advancedの国際標準となり、中国は、移動通信標準の策定で再び世界の先頭になり、TD-LTE産業化及び国際化の基礎を固めた。
2010年9月、TD-SCDMAとTD-LTEの発展を推進するため、中国はTD-LTEの研究開発を加速し、工業・情報化部は、2570-2620MHz(計50MHz)の周波数帯をTDD方式のIMTシステムに指定した。更に2011年初頭からは広州、上海、杭州、南京、深セン、アモイの6都市でTD-LTE大規模な技術試験を実施し、2011年末から北京でTD-LTEの大規模なデモ用ネットワークを構築した。国内での試験が進捗するにつれて、海外の通信事業者と設備メーカーはTD-LTEの発展に興味を示している。現在、日本、サウジアラビア、ブラジル、ポーランド、インド、米国等の通信事業者はTD-LTEの商用または商用に準ずるネットワークの構築を計画している。