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ICTワールドニュース

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2011.10.04

  • 中国

【中国】重慶市がクラウドコンピューティング計画の詳細を披露、独自の発電施設構築の可能性も

 第一財経日報の掲載によると、9月25日、重慶市の黄奇帆市長は、同市のクラウドコンピューティング計画の詳細を披露した。具体的には以下の通り。
 
 2011年末までに、稼働中のクラウドコンピューティングのサーバー数を10万台に引き上げ、2012年まで30万台、2015年まで100万台とする。サーバー数を300万台に増加するという長期目標を実現するために、重慶市は、欧米諸国が現在東南アジアに設置しているサーバーの他、今後増加するサーバーの20-30%を同市に誘致する予定。また、重慶市は、同市に年間出荷台数1億2,000万台のPC製造拠点の他、タブレットPC、スマートフォン、サーバー、ルーター等の製造拠点を構築し、1兆元(約12兆円)の売上高を目標としている。

 なお、重慶市は300万台のサーバーを有する場合、年間電力需要は109億5,000万キロワットと推測される。コストを抑えるため、黄市長は、独自の発電施設を構築することを提唱している。送電会社の価格は1キロワット当たり0.75元(約9円)であるが、独自発電する場合、価格が0.35元に抑えられるという。