2011.11.04
【米国】FCC、USF改革に乗り出すことを決定
FCCは、10月27日、ユニバーサルサービス基金(USF)を改革することを可決。同基金をブロードバンドの普及を促進するための基金制度に変える。また、FCCは電気通信事業者間の補償制度を改革することも可決しており、これらの決定で固定回線料金は値上がりする可能性もある。その額はUSF改革当初には最大で月50セント、5年間で最大月2ドル50セントになり得るが、FCCは実際の値上げは月10~15セントほどになるだろうとしている。
今回の改革でFCCはブロードバンド補助金を交付する「Connect America Fund(CAF)」をUSFの下に新設。その規模は年45億ドルという上限を設ける。CAFはブロードバンド網構築・運営の補助金交付先を競争入札で決定。CAFの下には、無線ブロードバンドの普及を支援する「Mobility Fund」が設けられる。