2013.06.24
【国際】2013年G8首脳宣言にオープンデータ憲章が盛り込まれる
英ロック・アーンで開催されたG8サミットにおいて6月18日に首脳宣言が発表され、その中にオープンデータ憲章「G8 Open Data Charter」が盛り込まれた。首脳宣言ではオープンデータについて、情報時代における不可欠な資源であるとし、データを公共の場に移すことは市民生活を向上させるとともに、そのようなデータへのアクセスを拡充することで技術革新、経済成長、より良い雇用を生み出すことになると明記されている。G8オープンデータ憲章の主な内容は以下のとおり。
1. 原則としてのオープンデータ:原則として全ての政府データを広く公表する。
2. 質と量:高品質で、理解が容易かつ内容が充分なデータを出来る限り早い段階でオープンにする。
3. 誰もが利用可能なデータ:可能な限りオープンフォーマットで出来るだけ多くのデータを公開
4. より良いガバナンスのためのデータ公開:オープンデータの収集、基準、公開プロセスにおける透明性を確保
5. イノベーションを目的としたデータ公開:オープンデータリテラシーの向上に努め、アプリ開発者や市民社会組織に対しオープンデータ促進を働きかけるとともに、機械による読み取り可能データを提供することで次世代のイノベーターをエンパワーする。