2011.11.04
【国際】ITUとUNESCO、2015年までにブロードバンド普及拡大へ
ITUとUNESCOは、10月25日、2015年のブロードバンド分野における目標を発表した。世界中全ての国が2015年までにブロードバンドのユニバーサルサービスを定義することをはじめとする国家的なブロードバンド普及計画を立案することを目指す。この目標は「デジタル開発のためのブロードバンド委員会」(Broadband Commission for Digital Development)が策定したもの。同委員会にはジュリアス・ジェナカウスキーFCC委員長やグーグル、マイクロソフト、シスコ、クアルコム、インテルの代表などが参加している。
委員会は2015年までの具体的目標として以下の4つを設定した。
1)全ての国が国家ブロードバンド計画を策定するか、ブロードバンドをユニバーサルサービスの定義に含める、
2)適切な規制や市場力により開発途上国でも手頃な料金でブロードバンドの基本サービスが利用できるようにする、
3)開発途上国において、40%の世帯がインターネット利用可能とする、
4)インターネットの普及率を全世界で60%、開発途上国で50%、後進国で15%にまで高める。