一括ダウンロード版(4.54MB)はこちらからどうぞ《目的》
ここでは、中小規模企業向けのインターネット利用環境の構築方法を、Unix系OS初心者や未経験者にも判り易く解説します。また情報提供に関しては、読者が実際に環境の構築を行うにあたり、参考となる具体例を盛り込み解説します。
《手段》
実際に、どのようなインターネット利用環境を構築するかですが、まず基本的なネットワークの規模と構築のコンセプトとして、中小規模企業におけるオフィス内に設置されたコンピュータ(30台前後を想定)のネットワークをインターネットに接続するための回線接続の方法と、サーバマシンの構築方法について解説をします。どこの会社でもすぐに導入できることを第一と考え、以下のコンセプトで考えていきます。
- できるだけ安価であること
- 構築が簡単であること
- お手ごろだが最低限にユーザの要求は満たすこと
- 安定した運用ができること
この基本コンセプトを実現する形態として、大きく以下の3段階に分けて、具体的に説明していきます。
まずは、第1段階でネットワーク構築のための基礎知識を学びます。構築の流れや必要な機器の特徴などを理解してから設計・構築作業にうつることで、後々の作業がスムーズに進みます。そして、次に第2段階では実際のサーバ構築を行います。第3段階では、運用・管理を含めた形で、実用的・長期的な利用に即した環境を構築する方法を解説してゆきます。
■第1段階(1章〜2章) ネットワーク環境構築のための基礎知識
- ネットワーク設計 → ネットワークの基礎技術を確認
- 機器の準備 → 構築に必要な機器の購入・接続
- 機器の設定 → クライアントコンピュータ、ルータの設定
■第2段階(3章) サーバOSのインストール、各種サーバ機能の提供
- 以下の機能を利用する上での基本機能の提供 → Linuxのインストール
- 企業の内外との電子メールのやり取り → SMTPサーバとPOPサーバ機能の設定
- インターネット上の各種ホームページの閲覧 → DNSサーバ機能の設定
- ネットワークとメールの利用者(ユーザ)の登録と管理
- 電子メールなどを介さない直接のファイル転送 → FTPサーバ機能の設定
- 社内LANからサーバを操作する → SSH(またはtelnet)サーバの設定
- 外部にホームページを公開する機能の提供 → WWWサーバ(Apache)の設定
- サーバ上の資源をネットワーク内で共有する → ファイルサーバの設定
- 閲覧したホームページをキャッシュし、ネットワーク負荷を下げる → Proxyサーバの設定
■第3段階(4章〜6章) スキルの取得と簡単な運用管理の実現
- サーバダウン時の復旧 → バックアップ機能の設定
- 日ごろのメンテナンス → ログ機能の閲覧、各種チェック
- 不正アクセスに対するガードの強化→メールのセキュリティの強化、ファイアウォールの設定、セキュリティホール対策
本サイトでは、サーバマシンにインストールするOSとして、下記を想定しています。
『Red Hat Linux 9』
・サーバ用途に特化したプログラム群
・雑誌付属のCD-ROMから入手可能
・GUIによるインストール
今回使用するCD-ROMに含まれているカーネルその他、サーバプログラム類のバージョンを記しておきます。
Red Hat Linux 9 カーネル 2.4.20 glibc 2.3.2 XFree86 4.3.0 squid 2.5.STABLE1 httpd 2.0.40-21 sendmail 8.12.8-4 qpopper - bind 9.2.1 vsftpd 1.1.3 telnet 0.17 ntp 4.1.2 samba 2.2.7a 《注意》
本サイトを参考に構築したサーバマシンで生じる一切の不利益に関する責任は負いません。構築する個人、団体、企業の責任において構築・運用を行ってください。
