HUBとは、「車輪の中心部」という意味があり、LANの場合もスター型の配線を集める部分なのでそう呼ばれています。10Base-Tおよび100Base-TXのLANでは、コンピュータのケーブルを集線するHUBを介して通信を行います。
リピータ機能
リピータは、入力した電気信号を電気的に増幅、再生する機能です。複数の線に分配しても、安定した通信ができるようになっています。
ブリッジ機能
ブリッジは、不要なあて先への通信を中継しないようにするフィルタリング機能です。LAN通信における送受信データ(フレーム)には、送信元と送信先がMACアドレスで指定されています。この機能を持ったHUBは、受け取ったフレームの送信元を見て、そのアドレスを自分が持っている表に書き込みます。これにより、各ポートにつながっている機器の一覧が作成されます。フレームを送信する際には、どのポートに送り出したらよいかを判断し、送信を行ないます。これにより、不要なデータがLANに流れることを防ぎ、通信量を軽減させLAN全体のパフォーマンスを向上させます。
LAN内のネットワーク機器の増加により、より多くのポートが必要な場合、HUBのポートにもう一つのHUBを接続してポート数を増やす方法のことをカスケード接続と呼びます。HUBはリピータ機能をもつため、10Base-Tの100mという最大延長距離の限界を超えた規模のLANを構築できます。ただし接続可能な台数は最大4台(※)までです。
カスケード接続
※カスケード接続に関しては、後の「2.3.3.4.接続方法」の「カスケード接続方法」も参照してください。
HUBを形態および機能で分類すると、以下のように分かれます。
形態による分類
HUBを形により分類すると、スタンドアロン型HUB、スタッカブル型HUB、モジュール型HUBに分かれます。
スタンドアロン型HUBは、単体のHUBです。小型のものは8〜16ポートくらいです。コンピュータおよびその他の接続機器の数が増え、現在使っているHUBのポート数ではまかないきれなくなった場合は、カスケード接続することによりポート数を増やします。
スタッカブル型HUB、複数のHUBを積み重ねて、1つの大きなHUBとして使えるようになっているものです。ポート数が不足したときは、カスケードの段数の制限と関係なくHUBを追加できます。
モジュール型HUBは、電源を備えたシャーシにモジュールを挿す構造になっているHUBです。大規模なネットワークでセンターHUBとして使われています。
機能による分類
HUBを機能により分類すると、シェアードとスイッチに分かれます。
スイッチはブリッジ機能を持っているHUBです。一般的にはスイッチングHUBもしくは単にスイッチと呼ばれています。対して、シェアードはこの機能を持たないHUBとして両者を区別しています。シェアードHUBはリピータHUBとも呼ばれます。
管理機能による分類
SNMPエージェントを備えて、状態監視や各種の設定を行えるようにしたHUBをインテリジェントHUBと呼びます。管理機能を持たないHUBはノンインテリジェントHUBと呼びます。
デュアルスピードHUB
HUBは、10Base-Tおよび100Base-TXのLANで利用されますので、10Mbps、100Mbpsそれぞれの対応のものがあります。10Mbps、100Mbps両方に対応しており、接続機器がどちらの信号に対応しているかを自動認識して信号を送るものをデュアルスピードHUBと呼びます。
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