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2018.11.22

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【米国】フォード、ウォルマートやポストメイツと自動運転車による配達サービスの開発で協力

自動車メーカーのフォード・モーター、スーパーマーケットチェーンのウォルマート、配送サービスのポストメイツは11月14日、自動運転車利用を想定したウォルマート利用客向けの食料品・その他商品配達サービスの開発で協力することを発表した。今回のパイロットサービスはマイアミで実施される予定で、まずは人間が運転する自動車を使って自動運転車によるサービスをシミュレーションする。自動運転車を用いた商用サービスの提供は2021年の開始を見込んでおり、それまでにマイアミで自動運転車の技術や配達サービスのアイデアをテストしていくという。

ウォルマートのトム・ワード上級副社長は、自動運転車が主流化する前に、人々がどのようにこれを利用するかを見極める必要があるとし、自動車の新しいデザインや機器が必要になってくるかもしれないと述べている。フォードは、このような課題の一つとして、ピザや小包などの配達物を受領者が簡単に取り出せるような、車載ストレージ・システムの開発を進めていることも明かしている。自動運転車による配達サービスはラストマイル配達部分のコストを下げることが期待されるが、自動運転技術自体は依然高額で、当局の規制についても未定の部分が多い。フォードは今年7月、自動運転車事業を包括する事業部門「フォード・オートノマス・ビークル」を新設することを発表し、2023年までに同部門に40億ドルを投資する方針を明らかにしている。

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