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2018.10.15

  • ICTワールドニュース
  • 中国

【中国】騰訊、組織再編、法人向けの業務を強化へ

ネット総合事業者最大手の騰訊(テンセント)は最近、6年ぶりに大規模な組織再編を行った。今回の再編において、クラウド・スマート産業事業グループ(CSIG)、プラットフォーム・コンテンツ事業グループ(PCG)を新設する一方、従前の微信事業グループ(WXG)、インタラクティブエンタテインメント事業グループ(IEG)、技術エンジニアリング事業グループ(TEG)、企業発展事業グループ(CDG)は引き続き存続する。

騰訊の重要な収入源であるネットゲームについて、特に2018年に入ってから、収入の対前年増加率が減速しているとともに、国内主管部門がネットゲーム業界に対する政策を厳格化したことなどが、同社組織再編の要因の一つと考えられる。新設されるCSIGは、騰訊クラウド、「互聯網+(インターネットプラス)」、スマート小売り、教育、医療、セキュリティ、LBS(位置情報サービス)等の業界向けソリューションを整理統合、同PCGは、コンテンツ業務の騰訊新聞、騰訊動画、騰訊スポーツ、騰訊アニメ等、SNS業務のQQ、QQ空間等を統合する。

これらから、騰訊が、①クラウド業務、AI産業を次の段階の業務の重点においていること、②SNSプラットフォームにおける同社の優位性がコンテンツプラットフォームの能力を強化してくれることを期待していることが明確に分かる。

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