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2018.10.04

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【米国】ホワイトハウス、量子情報科学分野のリーダーシップ強化戦略発表

ホワイトハウスは9月24日、量子情報科学分野における米国のリーダーシップについて協議するサミットを開催した。サミットでは、米国のリーダーシップを強化する広範な戦略のほか、同分野の基礎研究に数億ドルを投資する計画が明らかにされた。ホワイトハウスは今回の戦略で、「サイエンス・ファースト」のアプローチを全面に押し出しており、すぐに実用化に結びつくものよりも、基礎研究に重きを置く方針を示している。また、各省庁に多様なプロジェクトに投資をし、その価値が確認されたものについては本腰を入れてリソースを提供するよう呼びかけている。さらに、連邦研究コミュニティに対しては、民間との提携を進めるよう要請した。

現時点では、エネルギー省が大学や国立研究所で進められている85件の量子情報科学関連研究プロジェクトに2~5年間で約2億1800万ドルを交付し、全米科学財団 (NSF) が33件のプロジェクトに3100万ドルを提供する予定であるという。また、国防高等研究計画局 (DARPA) は、量子情報科学分野の「ハイリスク・ハイリワード」なイニシアティブ案を募集している。ホワイトハウスは、量子情報科学小委員会に参加する農務省、国防総省、国土安全保障省、NASA、内務省、国務省、インテリジェンス・コミュニティなどに対して、今回発表された政策勧告を2019年初めに実現するためのプランを発表するよう求めている。

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