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2018.09.26

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【米国】ベライゾン、5G網「5G Ultra Wideband」とサービス詳細を発表

通信大手ベライゾンは9月11日、公式ウェブサイトにおいて、同社の新しい5Gネットワークを「5G Ultra Wideband」と呼ぶことを明らかにした。カイル・マラディCTO代行は、ベライゾンはミリ波帯周波数、光ファイバ、小型基地局という5Gにとって鍵となる三つを全て兼ね揃えた唯一の移動通信事業者であり、5GUltra Widebandを通じてこの三つを連携させることで、5G技術の真価が初めて発揮されるとしている。

ベライゾンが他社に先駆けて小型基地局の設置を進めていることは多くの業界関係者も認めるところ。同社は光ファイバも積極的に増設しており、ILECとして操業する既存地区外の50地区にも光ファイバを敷設している。さらに、ミリ波帯周波数についても早くから手を打っており、ストレイトパスやXOの買収もミリ波周波数の獲得が大きな目的だった。なお、ベライゾンは同日、5G Ultra Widebandをベースとした5G固定無線インターネットサービス「Verizon 5G Home」の詳細についても発表した。同社は、新サービスはCATVサービス解約やアップグレードを考えている人に最適としており、CATV大手のコムキャストやチャーターがライバルとして想定している。

Verizon 5G Homeは10月1日より、ヒューストン、インディアナポリス、ロサンゼルス、サクラメントの一部で提供開始され、FirstOn5G.comにおいて早期加入受付を開始する。料金は加入後3ヶ月間は無料で、その後はベライゾンの移動通信サービス加入者は月50ドル、それ以外は月70ドルとなる。長期契約を結ぶ必要はなく、いつでも解約可能。通信速度は、300Mbps前後でピーク速度は1Gbps近くに達し、データ使用量上限はない。サービス加入後最初の3ヶ月間はYouTube TVが無料で視聴でき、サービス導入時にApple TV 4KかGoogle Chromecast Ultraのどちらかが無料で提供される。また5G対応モバイル端末は発売と同時に購入可能になるとのこと。サービス開始当初は、3GPP標準ではなく、同社独自の5GTFを使うが、来年には加入者機器を無料で3GPP準拠にアップグレードする予定だという。

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