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2018.05

  • フランス
  • 電波関連
ARCEPが5Gのパイオニアバンドとして26GHz帯を配分する公開諮問を開始
フランス郵便電気通信庁(ARCEP)は2018年5月22日、5G展開を後押しするためのパイオニアバンドとして、26GHz帯を配分するための公開諮問を開始した(注1)。5Gは、仮想現実、コネクテッドカー、スマートシティ(交通制御、最適なエネルギー消費等)、未来の産業(生産ツールの遠隔操作等)を含む新たな利用やアプリケーションの開発を可能とする、社会全体のデジタル化の促進役として期待されている。
 
26GHz帯は現在、無線中継システム用に民間部門において使用されている。ARCEPは公開諮問において、当該システムの免許枠組みや、他の周波数帯への移転可能性等について意見を募集している。また、25.5-27GHz帯は、フランス国防省、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、フランス気象庁にも配分され、衛星宇宙探査局や固定衛星サービスの地球局に26GHz帯が使用されていることから、これらの既存局と5Gとの共存可能性についての評価についても、ARCEPは意見を募集している。
 
公開諮問は2018年6月18日まで実施される予定である。