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2018.05

  • アメリカ
  • セキュリティ、プライバシー
マイクロソフト、全世界でEU「一般データ保護規則(GDPR)」遵守を宣言
マイクロソフトは5月21日、EUで同月25日より施行開始される「一般データ保護規則 (GDPR)」と同等のデータ・プライバシー保護対策を全世界で提供することを明言した。これにより、マイクロソフトのユーザーはどこに住んでいるかに関わらず、自身に関してどのような情報が収集されているかを確認し、その訂正や削除を要求したり、データのマーケティング等への利用を拒否したりできるようになる。
 
米国テクノロジー企業はGDPRへの対応を進めてはいるが、マイクロソフトのように全世界でこの規則を遵守すると宣言したところは少ない。
 
例えば、フェイスブックの場合、EU内と同じプライバシー・コントロール設定を世界で提供するとしているが、個人データのマーケティング利用拒否など他のGDPR条項についてはEU外でも遵守するかどうか明言していない。また、EU域外のユーザーは全て米国本社の管轄に移しているため、従来であればアイルランド支社の管轄にあり、EUのプライバシー保護が適用されるはずだったアジアなどのユーザーにも米国のプライバシー法が適用されることになっている。
 
なお、グーグルもデータ取り扱いについては大きな変更は加えていないが、プライバシーポリシーを動画や大きなフォントを使ってより分かりやすく説明するような対策は取っている。同社は保護者が子供のためにグーグル・アカウントを作成できる「Family Link」を拡大しており、これに伴ってGDPRの未成年者に関する条項に保護者の同意を求めている。