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2018.05

  • 中国
  • ブロードバンド
中国における2017年の情報消費規模、デジタル経済規模のいずれも拡大
国家インターネット情報弁公室は5月9日、「デジタル中国建設発展報告(2017年)」を発表した。主な内容は以下のとおり。
 
情報技術と産業分野では、2017年、一定規模以上の電子情報製造業は前年比13.8%増、携帯電話、パソコン、ネットワーク設備、テレビ等の主要電子情報製品の製造量は世界一、ソフトウェア・情報技術サービス業が安定的に好調トレンドを維持。通信業も比較的高い成長を維持している。 
 
情報インフラ分野では、高速ブロードバンドユーザーの割合が大幅に増加、固定ブロードバンドユーザーのうち100Mbps以上のユーザーは全体38.9%の1億3,500万に上昇した。全国の農村ブロードバンドユーザー数が同25.8%増の9,377万に、貧困村ブロードバンドネットワークのカバー率は2020年の目標を前倒しで達成した。 
 
デジタル経済において、シェアリングエコノミーや情報消費(information consumption)が発展し、新たな製品・サービス・業態が大量に出現し、情報消費の規模は同15.4%増の4兆5,000億元に拡大した。電子商取引が急速に発展し、消費需要を喚起し、現代サービス業を発展させる重要なエンジンとなり、ネット小売り額は同32.2%増の7兆1,751億元に。重点業界のデジタル化、ネットワーク化、スマート化が進展、重要工程のデジタル制御化率は46.4%に達した。 
 
他方、中国のデジタル経済規模は同20.3%増の27兆2,000億元、GDPの32.9%を占め、経済の構造転換・アップグレードの重要な原動力に。 
 
また、デジタル中国建設のための方向性として、①情報分野の核心的技術のブレークスルーの加速化、②情報インフラのアップグレードの推進、③デジタル経済の発展強化、④情報資源の共有開放の課題解決、⑤情報化の発展の果実の民衆への還元、⑥サイバーセキュリティ能力の向上、⑦情報化発展環境の持続的な整備と開放構造の深化、が挙げられている。