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物流ワールドニュース

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2018.06.21

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  • ドイツ

【ドイツ】DHLなど5社が共同都市物流実験「コモド(KoMoDo)」に参加

DHL、DPD、GLS、ヘルメス、UPSの競合5社が協力して、マイクロデポ(超小型配送拠点)とカーゴバイク(運搬用自転車)を活用した都市物流におけるラストマイル小包配達の実験プロジェクトを、6月1日からベルリンで行う。
 小包・急送便物流協会(BIEK)の説明によれば、「コモド(KoMoDo)」と名づけられたこのプロジェクト(実施期間は来年5月までの1年間)は、ベルリン市内でのカーゴバイクの普及を目指して、クーリエ・急送・小包(CEP)業界各社がマイクロデポを共同利用するものだという。カーゴバイクは、今までの配送用バンに比べ、環境に優しく、騒音をほとんど出さないという利点がある。
(BIEK 2018年4月13日等)
 
(ひと言)
 この実験は、ベルリンのPrenzlauer Berg地区で行われる。
 実験に参加する物流大手5社は、マイクロデポのネットワークを共用することになり、これらのマイクロデポは、協力パートナーであるベルリン港湾・倉庫会社(BEHALA)が運営する。
 このプロジェクトは、都市部の貨物輸送に関する問題への解決策の立案・実験を目的としており、限られたスペースを最大限有効に活用するためのオープンで協力的な仕組みを構築することで、ベルリンに最も適した方法で都市の物流を統合することに焦点が当てられている。
 このプロジェクトは、「国家気候保護イニシアチブ(Nationalen Klimaschutzinitiative)」の枠組みのなかで、連邦環境・自然保護・建設・原子炉安全省(Bundesministerium für Umwelt, Naturschutz und nukleare Sicherheit)から出資を受けている。