2018.03.08
【ニュージーランド】ニュージーランド・ポスト、農村部あて小包の料金を値上げ
ニュージーランド・ポストは2018年2月から、農村部あての普通小包の料金について、従来の郵便料金に3ドル70セントを上乗せして請求する。
農村部向け小包料金は、書状数の減少が続くなか、農村部への配達コストを補うために徴収するものだと同社は説明している。
この上乗せ料金は、すでに農村部あての「追跡サービス付き(Tracked)」「速達(Courier)」「速達書留(Courier Signature)」小包に適用されているものと同額という。
(New Zealand Post 2018年2月1日等)
(ひと言)
かつて、ニュージーランドには農村部向け郵便料金(あらかじめ登録料のようなものを納める方式)というものが存在していた(1904年開始)。しかし、1995年に廃止され、その後、郵便市場が完全自由化された1998年に、政府とニュージーランド・ポストが結んだ「合意書(Postal deed of understanding)」において、「基本的郵便サービスに農村部向け料金を再導入することはない(現行2013年修正合意書10条)」とされている。ただし、ニュージーランドにおける基本的郵便サービスに含まれる基本的郵便物に小包は含まない。