2018.02.13
【米国】トランプ大統領「インフラ再建計画は1兆5,000万ドルの投資を生む」
トランプ大統領は1月30日、自身の掲げるインフラ再建計画により、10年間で1兆5,000万ドル(約164億1,150万円)の投資につながるとの考えを示した。大統領が30日に行った一般教書演説では、この計画の詳細については言及されなかったが、その演説中に発信されたホワイトハウスの電子メールによると、この投資の中には「ブロードバンド・アクセスの拡大」が含まれており、これには農務省がルーラル地域のブロードバンド・アクセス拡大のために交付する2億ドルも含まれている。大統領は、演説ではインフラ投資について大まかに触れたのみだったが、米ハイテク企業団体のテックネット代表リンダ・ムーア氏は、「ブロードバンドを米国全域に普及させることをはじめとするインフラ再建努力が必要であるという点には同意する」と述べ、議会は次世代インフラへの予算割り当てを最優先課題とすべきとしている。一方、民主党のエド・マーキー上院議員は、インフラ再建には政府が1兆5,000万ドルを直接投資すべきだと語り、民間の投資を促したい共和党との立場の違いを鮮明にしている。